若き日の帝王マイルス・デイヴィス不滅の名作。クール・ジャズの礎を築いたジャズ史上名高い傑作!

クール・ジャズを打ち立てた歴史的名盤。マイルス・デイヴィスは1940年代の後半にチャーリー・パーカー・グループで活躍。
独立後、マイルスはギル・エヴァンスらをアレンジャーに迎え、9人編成のグループを率いて、パーカーのビバップとは対照的な音楽性を志向した。
それがアレンジとグループ表現を重視するクール・ジャズだった。
ここで確立されたクールな音楽性は、その後のマイルスのジャズの基本となり、大きな影響を与えた。(録音:1949、1950)
●参加アーティスト:(tp)マイルス・デイヴィス、(tb)J.J.ジョンソン、カイ・ウィンディング (as)リー・コニッツ
(bs)ジェリー・マリガン (p)アル・ヘイグ (b)ネルソン・ボイド (dms)マックス・ローチ、ケニー・クラーク
●スイングジャーナル誌選定ゴールドディスク

モダンジャズの基礎であるビバップを実践した、ジャズ史上の重要人物、チャーリー・パーカー。彼にアドリブプレイをたたき込まれたのが、若きマイルス・ディヴィスだ。有意義な経験ながら限界も感じたマイルスは、ある意味正反対な、編曲を重視したジャズを考える。それが結実したのが本盤だ。
ギル・エヴァンスやジェリー・マリガンら、有能なアレンジャーとの入念な打ち合わせの末、バリトン・サックスやフレンチ・ホルン、チューバを含む9重奏団の演奏を録音した。熱いアドリブ合戦に対抗して「クール」と称された本作は、関係者の間で大変な話題となった。商業的には振るわなかったものの、このサウンドは直後に盛りあがった50年代のウェストコースト・ジャズなど、のちのジャズ史に多大なる影響を及ぼした。
そんな理屈を知らなくとも、本作は十分に楽しめる。できの良し悪しに差が出る、一発勝負のジャズとは違うのだ。何度聴いても色あせない、すばらしいハーモニーとオーケストラサウンドだ。(高木宏真)
   
 ・ クールの誕生 / amazon

 ・ Miles Davis | Birth of the Cool Full Album (1957) Jazz HD

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